だれでも簡単にそれっぽく「フラットレイ」な撮影ができるようにポイントをまとめました。
フラットレイを上手に撮るために重要なこと。それは、「背景」×「モノ」×「置き方」です。
おくぷら
レッツトライ!
もくじ
1.「背景(床やテーブル)」はシンプルに!
あくまでも「モノ」が主役なので、背景となる床やテーブルはなるべくシンプルにすることがポイント。
木目や白・黒などのシンプル素材がオススメ
モノが主役になるために、ジャマをしない背景素材を選ぶことが大事です。
木目のテーブルがあればそれを利用できますが、なければ床や布を利用して撮影します。背景とモノのバランスをみましょう!
2.「モノ」はトーン・ジャンル・ストーリーのどれかで揃えよう!
主役となるモノのまとめ方は大きく分けて3種類です。
トーンでまとめる
簡単に言うと似たような色のモノを集めるということです。
どんな色でも大丈夫ですが、はじめてなら明るい色より茶色やモノトーン系だとまとめやすいです。
オススメはモノトーン(白黒)
トーンの中でも比較的合わせやすいのがモノトーン(白黒)です。
「白っぽいモノ」「黒っぽいモノ」で色味をまとめます。
白と黒をどっちもごちゃまぜに使うのではなく、どっちかの色で統一した方が簡単にできます。
集められたら光の反射なんかも気をつけられるといいかもしれません。
ジャンルでまとめる
ここでいうジャンルというのは、アウトドア用品やカメラ、文房具などといった「カテゴリー」をさす意味です。
他にも、自分の趣味や集めているものがあればそのジャンルでまとめられます。
たとえば化粧品、アクセサリー、ボタン、豆皿などなど日用品でもトライできます。
ストーリーでまとめる
例えば「普段持ち歩いているもの」なら、バッグの中身を並べて、その人のストーリーが見えるように見せるとより面白いものになるのでオススメです。
さきほどのジャンルでは「アウトドア」というのがありますが、ジャンルの場合ならアウトドア用品としてまとめて、ストーリーの場合なら「自分が一人キャンプに持っていくときの道具」となるわけです。
3.モノの置き方を極めよう!
基本的には水平・垂直や見えない四角を意識して、整えて撮影するとそれっぽく撮れます。
基本は水平垂直を意識する
分かりづらい時は、定規などで縦の線・横の線を見ながら置くといいです。
バランスよく配置するのもおもしろい
四角を意識して置くより、それぞれの動きを出すと意外とバランスが難しいです。
置き方のコツには対比や放射線、三角構図、分割、黄金比など参考にできるものがいろいろあります。
この背景は↓のシートを組み合わせて使用しています。
4.撮影の仕方は?
今回は三脚にミラーレス一眼で撮影していますが、真俯瞰での撮影が可能ならスマホの撮影でも問題ないです。
光の当たり方や、影の写り込み、小さなゴミや指紋あとの排除などに気をつけて撮影しましょう。
おくぷら
スマホでも問題ないよ!
5.最後はちょちょっと画像修正!
ここはやってもやらなくてもいいですが、クオリティを上げるために画像を修正します。
画像ソフトで色味と角度を補正する
色々無料の画像編集ソフトがありますが、Lightroomが簡単に補正できるのでここではその方法を紹介します。
パキッとした色味でモノを際立たせる
Lightroomがよくわからなくても、とりあえずここだけ触っておくだけでも出来が全然違います。
露光量とコントラスト、ハイライトとシャドウで現像のイメージをパキッとさせてみましょう。
真俯瞰で撮れなくても大丈夫!
LightroomのUpright(角度を補正する機能)を使えば、水平方向や垂直方向、回転を少しいじってあげるだけで角度が補正されます。
6.フラットレイの質を上げる守りたいルール
少しこだわって撮影したいあなたにはこのルールを授けます。
余計なものを映さない
これは鉄則です。撮影してる自分の写り込みなども注意して避けたいです。
なるべく真俯瞰で撮影する
影をなるべく出さず、パースがかからないように真俯瞰で撮影します。
おくぷら
修正したらいいんだけどもねー
素材の良さをあげるために、撮影時からきっちりしておくことをオススメします。
さらにフラットレイをかっこよく撮るために
上記のポイントからあえてバランスを崩すということです。
上記の基本を守りつつ、どこか少しルールから飛び出しバランスを崩すとさらにクオリティが上がったフラットレイが撮れます。
例えば
例えば、モノの置き方をあえて四角ではなくする、モノの色味をモノトーンで統一して一つだけビビットな明るいピンク色を入れて目立たせるなど少しバランスを崩すのがコツです。
おくぷら
黒いモノをあえて黒い背景で撮るなんてのも難しいけどかっこいいよね!
フラットレイを綺麗に撮るまとめ
1.「背景」はシンプルに
2.「モノ」はトーン・ジャンル・ストーリーのどれかで揃える
3.「置き方」は見えない四角で意識して撮影する
の3つを基本にすると上手に撮れます。
おくぷら
色々と試してみよう!