ぼくは今ではパラレルワーカーのデザイナーとして、会社に行ったり業務を受けて自宅で仕事をしたりしていますが、もともとはデザインとは縁のない普通の商業系の大学行ってました。
そんな中で感じたのは、デザイン業は特別な才能を持ってないと思っている人にこそ、向いているんじゃないかと思います。
それは、ぼく自身の経験のなかで思ったことで、特殊な才能は持っていないながらもなんとか着実にステップアップをしているからです。(と思っている)
自分はデザイナーに向いてるのかな?って考えている人はぜひご一読くださいませ。
なかには他の仕事にも共通するということもあるかと思いますが、今回はデザイナー目線での記述させていただきます。
もくじ
デザイナーのスキルアップはRPGのレベルアップ作業と似ている?
レベルが上がるとできることが増える
RPGの場合は、始めはボロボロの装備で、自分のレベルにあった攻略しやすいモンスターを倒しながら、レベルを上げ、お金を稼ぎ、武器屋で強い武器を買い、だんだんと強いモンスターを倒せるようになっていきます。
これをデザイン業に置き換えてみると
今できるレベル(範囲)のデザインをひたすら繰り返す→デザインスキルが上がる→稼いだお金で今よりスペックの良い仕事道具を買う→できる仕事の質や量が増える(仕事の単価が上がる)
この面白みがかなりデカいと思っています。ぼくの場合ガジェットがそもそも好きっていうのもありますが、スペックのいいものを買えるようになっていく=レベルアップしたというのがわかりやすく、病みつきになります。
こちらの記事でも書いてますが、ランサーズでは認定ランサー制度というのがあり、自分のスキルアップがわかりやすく表示されています。半年間で認定ランサーになった道のりを書いてますので、よかったらぜひ。
他にもRPGの要素がある
他にも、街の酒場(セミナーやイベント)に行って一緒に戦う仲間を増やしたり、勇者(デザイナー)から遊び人(自由人)にジョブチェンしたりといったこともリアルに起こり得ます。
このRPGのようなストーリーが好きな人には、デザイン業の面白さがわかるような気がします。
デザイン業のいいところは
着実にスキルアップする
突然、今なんとなくスキル上がったかもって思う瞬間があったりします。その場で気づかなくても、今まで歩いてきた道のりを振り返ったときに、最初はこんなかんじだったんだなと思ったら、それはもうスキルが上がっている証拠です。
日々デザインをやっていてスキルが上がることはありますが、下がることは絶対にありません。
独学でも通用します
僕は社会人になってから一度、通信制の大学に入って2年間デザインの面白さについて学びましたが、スキル的なことは本やインターネットで勉強しました。
基本的なスキルについては、努力次第で充分に独学でも通用すると思います。
何からでも吸収できてストックできる
デザイン業においては引き出しの多さと、各所で適切に選択できるかが必須となります。
日常生活でアンテナを広げ、感度をよくしておくことで、元となるアイデア(引き出し)をストックすることができますので、何事にも興味を持ち、よくよく観察することでスキルアップができます。
やりこみ要素が満載
こどもだった頃に、一つのゲームを攻略本にも載っていない色々な方法で攻略したり、友達同士で変なルールで縛ったりして遊んだという経験ありませんか?
それが通用する、しかもたまに評価されるのがこのデザイン業界です。
オクプラ
正解(ゴール)は一個だけじゃないところが深くておもしろいところ
もちろん苦しいことだってある
デザインは意外とやることが地味
デザイナー=派手でかっこいい仕事、みたいなイメージを持っているとヤバいです。
一部の一流デザイナーだとそりゃもう光り輝いて眩しすぎて見えないほどですけど。
ぽっと出の田舎出身の勇者にいきなり魔王は倒せないですし、最初の頃の勇者はザコ敵ばっかり倒して小銭を集めますよね。さくっと一番強い魔王を倒したい気持ちもわかりますが、着実に一歩ずつです。
ただし、チャレンジは自由!
先ほどいきなり魔王なんか倒せないといって、それとは逆のことになりますが、
デザインだと難しいデザインにいくらチャレンジしても、100%無駄ってことはないです。
だってゲームでいきなり強い敵に挑んだら、やられてしまってすぐにゲームオーバーになっちゃいますから。
オクプラ
死ぬことないんだからまずはやってみろっていう精神ありますよね
基本的にはレベルにあった敵を倒して、たまに魔王に挑戦して自分のレベルを図るっていうのもありかもしれませんね。
思い通りにいかないこともある
たとえば、自分がこういう敵の倒し方をしようと思った時に、他の人が「これはこういう敵の倒し方にしてくれ!」なんて要望を押し付けられることもあります。自分の思ったことと違うことを言われるのは、若干のストレスではありますがそれもまたスキルアップの一つなので、こういうやり方もあるんだな程度に思っておきましょう。
みんなそれぞれの考え方ややり方があっていいと寛容に捉えましょう。
デザイナーに向いている人は
デザイナーといっても、グラフィックやプロダクト、web系と範囲は広いのですが共通していえるのは「日常的にアンテナを広げている感度が高い人」「まめに努力のできる人」「考えを整理整頓できて取捨選択ができる人」どれか一つでも当てはまり、
そして、そこに少しのクリエイティビティがあればいいと思います。
クリエイティブというのは芸術性や美的センスを持てという話ではなく、これはこうしたほうがいいのになぁ程度の自分の経験や観測からの意見や主張といった一本の筋です。強すぎるこだわりはアーティストの域の話です。
逆にデザイナーに向いていない人は
これはどうなっているんだろうとか、どうしたらこんなふうになれるんだろうみたいな興味が持てない、おもしろいとか楽しいことへ貪欲になれない、チマチマ努力が嫌いな人には少し向いていないのかもしれません。
デザイナーをやってみたいっていう好奇心だけでは少し苦しいと思います。
つまり、デザイン業はとても楽しいよ!
楽しいことばかりじゃなくムカつくこと、うまくいかないこともありますが、それでもやっぱり面白い仕事だなーってのは常日頃から思っています。
まとめ
ぼくがこの職業を選んでよかったって思っているのは、それは、シンプルな面白さとわかりやすさです。
絵が描けない、色彩感覚を持っていない、パソコンでの作業が苦手なんてどうとでもなります。
なにかクリエイティブな特別な才能がなくてもコツコツまめにできる人ならデザイナーは向いてると思います。
オクプラ
あとは、やりてぇことやるだけだ。
フリーランスのデザイナーを目指す方にはこちらの記事がおすすめです。